西田さんは北京での暮らしを楽しんでいるが、居心地が悪くなることもある。時折テレビで抗日戦爭を題材としたドラマがやっているのを見るのはつらい。ある時、友人と歩いていると、西田さんが日本人だと知った通行人がゴミを投げてきた。「そういう人の気持ちもわかるが、ほとんどの人はよくしてくれる。日本は原子爆弾を投下された唯一の國だが、日本の庶民は米國をうらんではいない。歴史は歴史として、雙方は未來に向かって進んでいける。日本も歴史と向き合い、戦爭被害者にはドイツのように公に謝らなければならない」