日本は世界の先進的な思想?制度?科學技術を謙虛に學び発展した。古代には遣隋使?遣唐使がおり、近現代も多くの留學生が日本に貴重な知識を持ち帰った。しかし近年、海外に留學する日本人學生が減少傾向にある。日経新聞の中國語サイト「日経中文網」が12月24日に伝えた。
文部科學省の統計データによると、日本人學生の海外留學者數は2004年のピーク時に8萬3000人に達していたが、その後は減少を続け、現在は6萬人のみとなっている。経済協力開発機構(OECD)の資料によると、日本人學生の海外留學者數が大學の全校生徒に占める比率は0.96%のみで、平均値の2.05%を大きく下回り、34の加盟國のうち33位となっている。留學者數が減少を続ける中、新たな変化も生じた。日本人學生の間で最も人気の高かった目的地は米國で、半數を占めていたが、2012年以降は中國を選ぶ人が米國を上回った。
日本人留學生が毎年減少を続けている理由とはなんだろうか?次に挙げる4つの要素が、悪影響を及ぼしている。
(1)日本人學生には開拓者精神がなく、現狀に甘んじ、不慣れな環境に身を置き取り組もうとしない。日本社會は、日本人學生を「內向き志向」としている。
(2)日本の長期的な不景気で、個人の所得が減少している。學生の保護者は、留學の高額な費用を賄えない。統計データによると、日本のサラリーマン世帯の平均年収は90年代後半にピークに達してから、年を追うごとに減少している。この流れは、昨年になりようやく歯止めがかかり、所得が増加した。しかし増給は大企業のみに限られ、中小企業の職員の所得は増加していない。