日本メディアの報(bào)道によると、日本海洋研究開発機(jī)構(gòu)と東北大學(xué)の研究チームはこのほど、17日付の英國(guó)の科學(xué)誌『ネイチャー?コミュニケーションズ』に、2011年3月の東日本大地震をもたらした海底震源の周辺地域で地震後もゆっくりとした斷層のずれが続いているとの研究成果を発表した。

研究によると、この影響を受け、日本の三陸沖北部で繰り返し起きて來(lái)た地震の発生が早められる可能性もある。

報(bào)道によると、人體では感じられないほどのゆっくりとしたこの動(dòng)きは「余効滑り」（アフタースリップ）と呼ばれる。研究チームによると、地殻はプレートの運(yùn)動(dòng)に従って移動(dòng)し続けているが、巖手県沿岸地區(qū)では余効滑りによって、通常では5年かかる移動(dòng)が震災(zāi)後1年で起こった。

隣接する日本三陸沖北部では1968年、マグニチュード7.9の「十勝?zèng)_地震」が発生している。この地震による強(qiáng)い揺れと津波は、北海道と東北地方に災(zāi)害をもたらした。

同地區(qū)では、100年弱の周期でマグニチュード8級(jí)の地震が起こるとされている。研究チームの海洋研究開発機(jī)構(gòu)の研究員（固體地球物理學(xué)）の飯沼卓史氏は、「（余効滑りによって）三陸沖北部地震は4年程度前倒しで発生する可能性がある」と語(yǔ)る。

東日本大震災(zāi)は、大陸プレートと海洋プレートが接する日本海溝で発生した。陸上の地殻変動(dòng)の観測(cè)を通じてこれまでも余効滑りを分析する研究は行われていたが、研究チームは今回、海底の地殻変動(dòng)データと小規(guī)模地震の観測(cè)記録などを加え、より詳細(xì)な分析を行った。

震源地域の南側(cè)にあたる茨城県沖でも余効滑りが発生しているが、データの不足から周辺への影響はまだ明らかになっていない。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」　2016年11月26日