訪日旅行の「人気店リスト」に、このほど折り畳み傘専売店が加わった。銀座タカゲンは東京の銀座で、中國語解説サービスを提供している。香港経済日報(電子版)が9日、伝えた。
店員によると、折り畳み傘は2016年頃から中國本土客から好評を博し、今年の販売量は20%増加している。高品質?高価格の折り畳み傘も、売れ行きが好調だ。特に10月1日からの長期連休では、1日で50本も売れることがあった。中國本土から來た3人家族は、この店の傘は丈夫で長持ちし価格も手頃とあって、1人1本購入し合計で3000円ほど使った。
同店の高橋源一郎店長は「訪日中國人客による爆買いは一服とされているが、傘の販売量は激増している」と話した。傘メーカー、ワールドパーティーの中村俊也代表取締役は「折り畳み傘はスーパーや空港などで売れ行きが好調で、當社の昨年の売上は約19%増の38億円に達した。當社は日本の若い女性をターゲットとする、美しい袋付きの折り畳み傘を発売し、生活を楽しむ意識を喚起した。折り畳み傘の産地は中國本土だが、現地市場の傘は割安でデザインがシンプルなため、デザインにこだわった日本の折り畳み傘の人気が上がっている」と述べた。
中村氏は「これまでは中國人女性を主なターゲットとしていなかったが、日本國內の市場が縮小するにつれ、今後は中國市場をさらに重視することになる」と語った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月10日