日英両政府は來年より、日本自衛隊と英軍が互いの國で円滑に活動できるようにするため、「訪問部隊地位協定(VFA)」の締結に向けた協議に入ることを決定した。英國は豪州に続き、日本と同協定の締結を目指す國になった。
27日付読売新聞によると、日本政府は「準同盟國」と位置付ける英國との防衛協力を拡大しようとしている。來月14日にロンドンで開かれる外務?防衛閣僚會合(2プラス2)で共同訓練の強化を確認し、來年中に協議入りするという。
現行の規定によると、英軍は日本國內で自衛隊と合同訓練が可能だが、手続きが煩瑣だ。同協定の締結後、武器弾薬の入國許可などの手続きをなくし、手続きを簡略化できる。同協定はさらに、両國部隊の人員が相手國で事故や犯罪を起こした場合の、法律適用の問題についても明確にする。
日本は近年、英國や豪州などとの軍事協力に力を入れている。航空自衛隊は昨年10月から11月にかけて、英空軍と青森県三沢基地で初の合同訓練を行った。これは日本が初めて米國以外の國と、日本國內で行った合同訓練だ。安倍晉三首相と英國のテリーザ?メイ首相は今年8月31日に東京で會談し、安保協力に関する日英共同宣言を発表した。安倍首相は當時「英國はアジア太平洋安全保障の重要なメンバーだ」と述べ、二國間?多國間合同訓練を強化すると表明した。
日本と豪州は2014年に同協定の協議を開始したが、現在も締結されていない。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月28日