湖南省人民政府臺灣事務弁公室が7日に明かしたところによると、本部を湖南省長沙市に置く中國鉄建重工集団はこのほど、臺灣栄工工程股フェン有限公司、大陸工程股フェン有限公司とそれぞれ2臺の6メートル級泥土圧式シールド機を納品することで契約を結んだ。中國大陸部のシールド機が臺灣市場に入るのは初めてであり、日本企業による30年以上の臺灣市場獨占を打破することになる。
臺北捷運萬大線は臺北に建設される重要な交通幹線である。大陸部のシールド機は臺北捷運萬大線CQ850、CQ850A區域の上下線それぞれ2754メートルと3417メートルのシルト質砂層と砂質シルト土層の建設に導入される。シールド機は掘進工事で50メートルの小半徑で回り、2本の橋杭の間をくぐり抜け、立て坑を元の位置に移し、沿線の壁や地下の障害物などの地質と工事の難題を突破する必要がある。
中國鉄建重工集団の劉飛香會長は、「長期にわたり、臺灣地區の地下インフラ工事において、日本のシールド機が市場の主導権を握っていた。この注文を獲得するため、前期技術プラン設計の段階で鉄建重工の研究開発チームは工事がシールド機の設計と生産に求める特性、特に小回転半徑の面を研究、論証し、差別化と指向性の高い技術プランを提出し、最終的にユーザーから認められた」と話した。第1陣の設備は2018年に交付される見通し。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月7日