中國アフリカ協力フォーラム北京サミットが3日、人民大會堂で盛大に開幕した。中國の習近平國家主席が開幕式に出席し、「手を攜えて運命を共に 心を一つに発展を促進」と題した基調演説を行った。
NHKのウェブサイトの報道によると、習主席は演説で「中國とアフリカは手を攜え、産業促進、施設の相互連結、貿易の利便化、グリーン産業、能力開発、 保健?衛生、人的?文化交流、平和と安全の8大行動を重點的に実施する」と強調した。
報道によると、習主席はこの8大行動の順調な実施を促すため、政府開発援助、金融機関及び企業の投融資といった各種形式により、アフリカに600億ドルの資金を提供すると表明した。中國はアフリカが「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)に加入することを奨勵し、中國とアフリカの協力の発展深化を促進する。これは中國が今後、一帯一路の共同建設をめぐり、経済が急成長するアフリカにおいて、より影響力のある役割を演じることを意味している。
中國政府がアフリカの建設に巨額の投資を行うことについて、南アフリカのラマポーザ大統領は歓迎の意を表した。また、雙方の貿易関係はバランスを維持する必要があると強調した。NHKの記事はこれについて、中國はアフリカ最大の貿易相手國であり、アフリカが天然資源を輸出し中國市場から工業製品を輸入することで、雙方の貿易バランスを維持しているとした。
また報道によると、習主席は今回のサミット會期中、アフリカ諸國の首脳と會談した。習主席は會談で、一帯一路を契機とし、アフリカのインフラ整備や農業などの一連の分野で経済協力を続けるとした。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2018年9月5日