中日関係改善の動(dòng)力は主に、米國(guó)の貿(mào)易戦爭(zhēng)による圧力から生まれているのだろうか。日本の安倍晉三首相が木曜日に中國(guó)公式訪問(wèn)を開(kāi)始すると、多くの國(guó)際メディアがこの點(diǎn)に言及した。「環(huán)球時(shí)報(bào)」が伝えた。

　米國(guó)は過(guò)激な対中貿(mào)易戦爭(zhēng)を展開(kāi)中で、日本にも遠(yuǎn)慮なしだ。これが中日の協(xié)力拡大の短期的な意欲を強(qiáng)めることは間違いない。米國(guó)の要素は中日関係において非常に大きな影響力を持つが、その変化は限定的でもある。中國(guó)と日本が米國(guó)の態(tài)度に基づき両國(guó)関係改善を計(jì)畫(huà)するならば、方向を見(jiàn)失うことだろう。

　中日関係改善の長(zhǎng)期的な動(dòng)力は、両國(guó)の間で見(jiàn)つけなければならない。雙方の安定的な戦略的互恵関係の構(gòu)築は、両國(guó)にとって百利あって一害なしだ。日米関係にとっても、良好な中日関係により日本は日米同盟の主導(dǎo)権を強(qiáng)化し、米中の間で「バランス外交」を展開(kāi)する優(yōu)位性を占めることができる。米國(guó)一辺倒になり、米國(guó)の戦略に制限される受動(dòng)的な立場(chǎng)に陥ることはない。

　隣國(guó)間には係爭(zhēng)が多いが、協(xié)力のチャンスも多い。世界を見(jiàn)渡すと、隣國(guó)が対立すると雙方の外交資源が大量に消費(fèi)され、得をするのは他國(guó)だ。いわゆる「遠(yuǎn)交近攻の策」は余裕たっぷりの戦略などではなく、やむなき選択であることが多い。経済競(jìng)爭(zhēng)が日増しに激化する今日、これは発展環(huán)境と資源の無(wú)駄遣いだ。

　近年の中日関係の悪化により、両國(guó)の利益が消耗した。これは雙方の社會(huì)に深い印象を殘しており、両國(guó)関係が正しい軌道に戻ったことによるメリットが際立っている。中日は「和」を維持すれば、自ずと利益を手にすることができる。互いに爭(zhēng)えば、ああらゆる計(jì)略をめぐらせても手にできるメリットは限られている。

　日本は米國(guó)の同盟國(guó)であり、米國(guó)は日本に軍隊(duì)を駐留させている。日本の外交の獨(dú)自性を強(qiáng)めることは、日本にとって紛れもなく核心的利益の一つだ。中國(guó)けん制の方針を強(qiáng)めるなか、米國(guó)は中國(guó)に圧力をかけるため日本に協(xié)力させようとしている。日本が対中政策で米國(guó)の影響を減らせるか、さらにはこの影響を回避できるかは、外交の獨(dú)自性の試金石になる。

　日本の中國(guó)への態(tài)度が最近熱心になってきたが、これはトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の強(qiáng)硬な政策を受けてのことであり、改善する中日関係を米國(guó)けん制のカードにしようとしている。このように考える人々は、日本の対中方針が短期的であり堅(jiān)固ではなく、米國(guó)の要素に変化が生じればその態(tài)度も変化すると懸念している。

　外交の「三角関係」はどこにでもあり、その影響には常に真実の部分が含まれるが、絶対的な力を持つことはない。中日関係は、両國(guó)によるさらなる積極的な交流によって築かれなければならない。中日の両國(guó)関係に対する決定力が米國(guó)の影響力を超えることは完全に現(xiàn)実的であり、この局面は雙方にとって最も有利であるため、両國(guó)はそれに向け取り組むべきだ。我々は日本側(cè)が今後、さらに大きな政治の知恵と勇気を示すことに期待する。

　中日の価値観をめぐる爭(zhēng)いは中米ほど激しくない。中日の意思疎通は、中米よりも容易だ。中日は距離が近いが、両國(guó)の安全は長(zhǎng)期的に見(jiàn)ると真っ向から対立するものではない。そのため雙方の安全の関心事は、協(xié)議を通じ共に向き合うことができる。21世紀(jì)の大きな流れから見(jiàn)ると、中日が戦略パートナーになることには多くの條件が備わっている。

　中日は過(guò)去20?30年に渡り慣らし運(yùn)転を続けた。両國(guó)関係には大幅な変動(dòng)があり、相互認(rèn)識(shí)も洗禮を浴び、経験と教訓(xùn)を蓄積した。両國(guó)は今回の関係改善を通じ中日の長(zhǎng)期友好?協(xié)力のより安定的な心理及びメカニズムを形成し、雙方の膠著狀態(tài)を徐々に打破するべきだ。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」2018年10月26日