.    今年は中日韓協(xié)力20周年です。今月24日に成都市で開かれた第8回中日韓首脳會(huì)議は、新たなスタートラインに立ち、未來の協(xié)力の方針を共に検討しました。會(huì)議後には「中日韓協(xié)力の今後10年の展望」が発表されました。

　この20年を振り返ると、中日韓の協(xié)力は多くの成果を手にしました。3カ國間の貿(mào)易額は昨年7200億ドルにのぼり、20年前より約4.5倍増加しました。3カ國の経済規(guī)模が世界に占める割合は17％から4分の1弱に上昇し、人員往來は延べ3000萬人以上にのぼりました。3カ國の協(xié)力體制が日増しに改善され、當(dāng)初の朝食會(huì)から首脳會(huì)議を軸とし、閣僚級(jí)會(huì)議及び実務(wù)レベルを支柱とする全面的な協(xié)力の構(gòu)造に発展しました。地域及び世界の発展促進(jìn)に対して重要な力を発揮しました。

　今回の中日韓首脳會(huì)議は、3カ國が共に未來を見據(jù)える積極的な姿勢(shì)を示しました。新時(shí)代の要求に基づき、3カ國は共同の利益をさらに拡大し、より広範(fàn)な協(xié)力分野、より新しい協(xié)力モデルを模索します。相互間の産業(yè)チェーンの深い融合を促進(jìn)し、より多くの協(xié)力成長源を育成します。これには例えば科學(xué)技術(shù)イノベーション、ヘルスケア?養(yǎng)老、環(huán)境保護(hù)、人文交流、地域相互接続、インフラ整備などの協(xié)力の拡大?深化が含まれます。中國の巨大な市場と全面的な開放の新構(gòu)造は、中日韓に新たな協(xié)力の空間とチャンスをもたらします。今回の會(huì)議の開催地となった成都は、歴史と文化を持つ有名都市、西南地區(qū)のイノベーション?開放の窓口としての地位を兼ね備えており、また中日韓の文化交流及び経済貿(mào)易協(xié)力の一つの縮図でもあります。中國市場の奧行き、未來の中日韓協(xié)力の潛在力を反映しています。

　國際?地域情勢(shì)に深い変化が生じ、不確実性が目に見えて増加し、保護(hù)貿(mào)易主義が臺(tái)頭し、世界経済が低迷のリスクに直面しています。その狀況下、発展が相対的に見て緩慢な東アジアの経済一體化に積極的な動(dòng)向が見られることに注意が必要です。今年の東アジア地域包括的経済連攜（RCEP）の進(jìn)展を踏まえた上で、中日韓はRCEPの早期署名を推進(jìn)し、中日韓自由貿(mào)易協(xié)定（FTA）の交渉を加速します。3カ國はさらに各自の優(yōu)位性を発揮し、「中日韓＋X」の協(xié)力推進(jìn)に取り組み、3カ國の協(xié)力の利益をより多くの地域に屆けます。これは3カ國が自由貿(mào)易及び多國間主義の維持に取り組み、開放型世界経済を構(gòu)築することを意味します。

　未來を展望すると、中日韓の協(xié)力は一部の問題と課題にも直面しています。3カ國は全體及び長期の利益を著眼點(diǎn)とし、相互尊重?信頼、互恵?ウィンウィン、相互學(xué)習(xí)?參照の原則に基づき対話と協(xié)議を強(qiáng)化し、歴史や領(lǐng)土などの敏感な問題を適切に処理する必要があります。大同につき小異を殘し、外部からの干渉を排除し、豊富で多様な人文交流により民意の基盤を固め、より深いレベルの実務(wù)協(xié)力により各自の持続可能な発展を?qū)g現(xiàn)するべきです。これにより國民の幸福、地域と世界の安定?繁栄を促進(jìn)するべきです。（徐梅　中國社會(huì)科學(xué)院日本研究所研究員）

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2019年12月31日