日本の國立感染癥研究所が発表した最新の調(diào)査結(jié)果によると、3月以降も新型コロナウイルスの感染が日本で広がっている原因は、歐州から持ち込まれたウイルスの可能性が高いという。この調(diào)査は、日本はさらに第3?4波の感染ピークを迎えることになり、感染終息には長い時(shí)間がかかると指摘した。
富山県衛(wèi)生研究所は國立感染癥研究所の今回の調(diào)査に協(xié)力した機(jī)関の一つだ。同研究所の大石和徳所長は29日、環(huán)球時(shí)報(bào)の取材に応じた際に、次のように述べた。この調(diào)査は世界及び日本國內(nèi)のPCR検査で陽性反応を示した感染者5073人を研究対象とし、ウイルスの全ゲノムシーケンシング及びウイルスの遺伝子的特徴の分析を行った。調(diào)査によると、日本國內(nèi)で早期に発見された感染者、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」の感染者のうち、ウイルスの成分は中國の武漢市で検出されたウイルスと比較的深い関連性を持っていた。ところがこのウイルスは2月中に日本で徐々に消滅した。これは第1波の感染が速やかに抑制されたことを意味する。
大石氏は「日本政府の封じ込めは1月と2月に効果を発揮し、速やかに感染者とその濃厚接觸者を隔離し、ウイルスの大規(guī)模拡散を予防した。ところが3月に入ると、歐米でウイルスの大流行が始まった。國は國民に不要不急の出國を避けるよう呼びかけたが、不十分だった。つまりその頃から歐州などの人員が次々と日本に入國し、各種ルートを通じ歐州のウイルスを持ち込み複數(shù)の輸入感染を引き起こしたということだ。これにより日本の感染の第2波が生じ、現(xiàn)段階のように日本全國で猛威を振るうようになった」と説明した。
日本政府が日本人を含む歐米からの渡航者を?qū)澫螭恕ⅴ邾匹毪胜嗓沃付▓鏊?週間の隔離?観察を受けるよう求めるようになったのは3月下旬だ。歐米の感染流行に対して速やかに十分な措置を講じられなかったことは、日本政府の防疫段階に生じた重大なミスだ。京都大學(xué)ウイルス?再生醫(yī)科學(xué)研究所の宮沢孝幸準(zhǔn)教授は先ほど取材に応じた際に、「日本政府は歐米諸國からの感染者輸入のリスクへの備えを強(qiáng)化すべきだった。毎年3月は日本人學(xué)生の卒業(yè)旅行シーズンで、多くの若者が歐米に渡航し、ウイルスを日本に持ち帰ったからだ」と指摘した。
國立感染癥研究所の調(diào)査報(bào)告書は、現(xiàn)狀を見る限り日本はさらに第3?4波の感染ピークを迎えるため、効果的な感染予防?治療體制の構(gòu)築を加速しなければならないとした上で、感染の終息にはさらに長い時(shí)間がかかると指摘した。大石氏は記者に「政府は4月上旬に緊急事態(tài)宣言を出し、國民に不要不急の外出を控えるよう求めた。日本は現(xiàn)在長期連休中で、人員流動(dòng)を効果的に抑制できるかについては今後の観察が必要だ。宣言は感染者の増加ペースを落とし、ある程度の効果を発揮するが、宣言の延長の可能性を否定できない。とにかく日本はまだ警戒を緩めることができない」と話した。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2020年4月30日