國際オリンピック委員會（IOC）のバッハ會長の訪日はまさに「過密スケジュール」だ。16日だけでも菅義偉首相を含む4人の要人と會談し、五輪は必ず開催する、観客を必ず入れるという2つの重要な情報(bào)を伝えた。

　バッハ氏はまず午前中に菅氏と會談した。2人はマスクを著用しながら記念撮影し、握手の代わりに肘をあてた。バッハ氏は會談後、記者団に対して「観客が來年、五輪競技場に座れるようになると自信を深めている」と述べ、再び「一致団結(jié)し、五輪と五輪聖火を感染癥のトンネルを抜けた先にある光にする」と強(qiáng)調(diào)した。菅氏は五輪開催に対する日本政府の「決意」を再表明し、五輪開催は人類がウイルスに打ち勝つ象徴になると表明した。

　午後、安倍晉三前首相と會談し五輪オーダーを授與すると、バッハ氏は東京都の小池百合子知事と短く會談した。その後に東京五輪組織委員會を訪れ、同日で最も実質(zhì)的な意義を持つ會談を行った。バッハ氏は東京五輪組織委員會の森喜朗會長と會談し、合同記者會見を開いた。バッハ氏は記者に、スムーズな検査方法の開発とワクチン試験の進(jìn)捗により、IOCは東京五輪の開催についてこれまで以上に自信を持っていると述べた。

　バッハ氏は、ワクチンの使用が認(rèn)められれば、IOCは「できるだけ多くの五輪參加人員」に接種させ、かつ「IOCが関連費(fèi)用を負(fù)擔(dān)する」と強(qiáng)調(diào)した。

　バッハ氏は観客の問題について、誰もが會場が満席になることを願っているが、IOCと東京五輪組織委員會にとっては「安全が優(yōu)先事項(xiàng)」であり、IOCは安全な環(huán)境を提供しなければならないと述べた。観客數(shù)については、その時の感染狀況と條件に基づき決定するという。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」　2020年11月17日