中國外文局と日本言論NPOが共催する第17回「北京?東京フォーラム」が10月25日に開幕した。日本の福田康夫元首相は主旨演説の中で以下のように述べた。
21世紀に入って以降、中日両國が直面する國際情勢は変化し、國際経済と政治の重心は歐米を中心とする大西洋地域から東アジアを中心とするオセアニア?インド洋地域へと移動している。アジア地域の國際社會における地位はより重要になっている。また、人類活動が招いた気候、環境、エネルギー、食糧問題も深刻化している。特に気候問題の試練は非常に大きく、各國は國際協力と協調の推進に力を入れる必要がある。人類社會が共に直面するこれらの課題において、中日両國はより多くの共通認識に達しなければならない。
來年は中日國交正常化50周年にあたる。50年前に発表された中日共同聲明は、中日両國は社會制度が異なるが、平和な友好関係を構築すべきだとしている。両國政府はこれをきっかけに、両國民の好感度をどのように改善し、「政冷経熱」の持続を防ぐかを真剣に考え、実際の行動をとるべきである。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年10月25日