中國社會科學(xué)院日本研究所所長　楊伯江＝文

　中日は國交正常化50周年を迎えようとしている。この50年間、両國は貿(mào)易、投資、技術(shù)、地域協(xié)力の分野で相互理解を深め、長所で互いを補(bǔ)完し合い、互恵?ウインウインを?qū)g現(xiàn)するために努力し、人的交流や社會管理の分野での交流?協(xié)力も重要な成果を上げてきた。 

　過去50年間、中日関係は多くの浮き沈みや嵐に耐えてきたが、全體的に平和と協(xié)力というボトムラインを守ることができ、両國の発展と國民の幸せ、そしてアジアと世界の平和と安定に大きく貢獻(xiàn)した。 

　しかし、複雑で厳しい國際情勢の中で、両國間の意見の相違も大きくなり、対立?競爭は激しくなっている。われわれは、50年の歴史から経験と教訓(xùn)を?qū)Wび、知恵と啓発を探るべきだ。 

　2019年4月24日、習(xí)近平國家主席は日本首相の特使として訪中した自民黨の二階俊博幹事長と北京の人民大會堂で會談した。習(xí)主席は、中日雙方は四つの政治文書が定めた各項(xiàng)目の原則を順守し、平和と友好という大きな方針を堅(jiān)持し、互恵協(xié)力を深め続け、両國関係の健全で安定した発展を推し進(jìn)めなければならないと指摘した（cnsphoto）   

　第一に、中國と日本は平和と協(xié)力というボトムラインをしっかりと守る必要がある。特に、過去百年なかった國際情勢の変動と新型コロナの流行が重なるという複雑な局面の下、この點(diǎn)はいっそう重要だ。長期的?大局的な視點(diǎn)に基づき、中日関係の安定と改善の重要性、必要性、現(xiàn)実性を的確に把握し、中日関係の安定的発展が両國の根本的利益および地域と世界の長期的利益にかなう賢明な選択であることを真に理解する必要がある。 

　第二に、経済協(xié)力は中日関係の安定的発展のためのバラストとプロペラであり続ける必要がある。１９７１年に９億１３６０萬?だった中日間の貿(mào)易額は、昨年では３７１４億?と４０６倍以上にも増加している。日本の內(nèi)閣府が発表した報告書「世界経済の潮流２０２１ II」は、「仮に輸入先國の中國で何らかの供給ショックや輸送の停滯が生じ輸入が滯った場合には、米國やドイツと比較して日本ではより多くの品目でほかの輸入先國への代替が難しくなる」と指摘している。中國の立場から見ても、新興産業(yè)やハイテク分野では日本と協(xié)力できる余地が多い。 

　第三に、中日間の対話は、歴史や地域?國際秩序の構(gòu)築という深いテーマに觸れる必要がある。戦後、日本は米國の主導(dǎo)で「サンフランシスコ平和條約」に署名して戦後処理を目指したが、この條約は米國を中心とした歐米諸國を?qū)澫螭趣筏郡猡韦恰⑷毡兢诬妵髁xの侵略による被害を最も受けていた中國など、アジアの主要な隣國は対象外であった。この點(diǎn)で、日本は「補(bǔ)習(xí)」を通じて、真に歴史と向き合う必要がある。また、中國と日本は、將來を見據(jù)え、アジア太平洋地域の各國が対等に參加する、統(tǒng)一的で相互に不可分な政治?安全保障秩序の構(gòu)築に向けて、戦略的かつ建設(shè)的な対話を行うことが必要である。 

　第四に、中日両國は「小異を殘して大同につく」必要があり、國交正常化の初心を忘れてはならない。50年を経て、中日関係の発展は主に構(gòu)造的相互補(bǔ)完性に基づく経済協(xié)力に焦點(diǎn)を當(dāng)て、両國は長所で互いを補(bǔ)完し合い、相互依存と互恵?ウインウインを通して、自國ないしアジア太平洋地域、世界の経済に多大な貢獻(xiàn)をしている。しかし、両國は基本的な制度が異なり、多くの文化的価値観を共有しているが、政治的価値観には相違がある。そのため、冷戦思考を捨て、相互理解を深め、相違を適切に処理した上で文明間の対話を行い、人類史と世界文明の観點(diǎn)から両國関係の將來について考える必要がある。