「國の翻訳能力の建設を促し、中國と海外の文明交流及び相互學習を促進する」をテーマとする、中國翻訳協會年次総會2023が3、4日に北京市で開催され、翻訳に従事し36年になる復旦大學日本研究センター教授の徐靜波氏は、「ベテラン翻訳家」という名譽稱號を授與された。徐氏は中國網の取材に応じた際に、「翻訳は中國と海外をつなげ、世界と意思疎通するための橋梁?紐帯、文明の相互學習の重要な手段であり、中國の改革開放と現代化の建設において重要な力を発揮している。中國の國際的な影響力の持続的な拡大に伴い、世界各國の中國への注目度も上がり続けている。中國語の外國語への翻訳も新たな発展チャンスを迎えている」と述べた。
取材中の徐氏の発言內容は下記の通り。
中國が世界2位の経済體に飛躍し、人々の中國に興味を感じる內容はもはや悠久な歴史文明、もしくは豊富な自然?観光資源に限られなくなっている。日々向上する新しい経済モデル、先進的なデジタル化都市の建設、日増しに臺頭する文化のイノベーションなど、中國経済の発展がもたらしたこれらの大きな変化は、世界の人々が中國を認識し、中國のトレンドを理解するための新たなタグになっている。この狀況下、外國人のために中國を理解する道と橋を作ることが、翻訳事業の重要な內容になっており、中國語の外國語への翻訳の重要性も日増しに顕著になっている。
中國翻訳協會年次総會は今回「國の翻訳能力の建設を促し、中國と海外の文明交流及び相互學習を促進する」をテーマとしたが、これは正確な方向を示した?,F在の社會発展の新時代において、我々は自ずと海外の最新の成果や手つかずの名作の翻訳を続けるべきだが、同時に翻訳の質を高め、新しく開放的で発展中の中國を理解しようとする世界各國の人々に紹介するべきだ。
実際に中國語の外國語への翻訳は現在、外國の翻訳界が強化に取り組んでいることだ。日本の翻訳界でも近年、中國への注目度に変化が生じている。日本の翻訳界の中國語翻訳は主に、現実と歴史の2つに集中している。中國経済の現狀と將來性は多くの日本人から注目を浴び続けている。彼らは中國の発展がもたらす大きな変化に関心を寄せ、興味を持っている。また彼らは中國社會における新しい動向とトレンドにも注目している。例えば劉慈欣の小説「三體」は発売早々、その斬新な內容と巧みな構想により直ちに日本で注目された。日本語訳は2019年に出版されており、最新の日本語SFアニメ版も年內に配信される。他にも歴史について、中國の學界による最新の歴史研究の成果も常に、多くの日本の読者から絶賛されている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年4月3日