文?寫真=劉牧原 北京大學(xué)日本語(yǔ)通訳修士

　女性の成長(zhǎng)?活躍を提唱する中國(guó)のバラエティ番組「乗風(fēng)破浪的姐姐(困難をものともせず前進(jìn)するお姉さま)」は放送當(dāng)初から注目を集め、若者の間で人気を集めている。今年シーズン4を迎えた「乗風(fēng)2023」に、日本のACG歌手のMARiAが出演した。

　2016年、MARiAは二次元の「神曲」と呼ばれる「極楽浄土」及びそのバタフライステップで中國(guó)の若者が熱中する動(dòng)畫配信サイト?ビリビリで一気にヒットした。それがきっかけで、中國(guó)のコミックマーケットに何度も招待された。ちなみに、私も中學(xué)生の頃、よく仲間とコミケに參加し、「極楽浄土」は誰(shuí)もが知る歌で、青春の思い出そのものだといえる。MARiAがこの歌を中國(guó)のバラエティ番組で披露すると、まるで次元の壁が打ち破られたような大きな注目を浴びた。

　特に、中國(guó)人歌手の龔琳娜とMARiAのコラボに深い感銘を受けた。事業(yè)のボトルネックに直面していたMARiAは今回、他國(guó)の番組で競(jìng)い合うことに自信がなさそうだった。一方、龔琳娜は優(yōu)れた歌唱アーティストだが、かつて自分のルックスにコンプレックスと不安を感じ、ピンク色の服を著る勇気さえなかったという。しかし、MARiAの実力を信じて疑わない龔琳娜は進(jìn)んで心を開(kāi)き、自分のつらい経験を引き合いに、素直かつ優(yōu)しくMARiAに勇敢に自分の魅力を見(jiàn)せるよう勵(lì)ました。MARiAも涙ながらに「あなたはとても綺麗。ピンク色もよく似合うと思う」と応えた。

　こうして、1回目の公演で2人はピンク色の衣裝をまとい、互いの言語(yǔ)で「花海」を歌い、延べ視聴回?cái)?shù)1000萬(wàn)回を超える蕓術(shù)的価値の高いパフォーマンスを披露した。國(guó)籍が異り、言葉も通じない2人の女性は、最も簡(jiǎn)単な言葉で最も純粋な善意と互いへの賞賛をうまく伝え、心の中の恐怖を信念と実力で打ち破り、自分自身を超越する姿に思わず涙をこぼした。

　もう一人、同じ番組で名が売れた出演者がいたことを思い出した。それは北京大學(xué)の考古學(xué)科を卒業(yè)した劉戀である。大學(xué)の「兼容並包(すべてのものをことごとく包容する)」の雰囲気の中、自由な成長(zhǎng)環(huán)境に恵まれた劉戀はギター協(xié)會(huì)に入り、キャンパス歌手コンクールでの1位に君臨し、Mr.Missというバンドを結(jié)成してボーカルを擔(dān)當(dāng)している。彼女は名門大學(xué)にとらわれず、大勢(shì)の學(xué)生が追いかける大學(xué)院推薦入學(xué)のチャンスを手に入れたが、結(jié)局諦め、ただただ音楽の夢(mèng)を追い続けた。33歳の劉戀は、フォーチュン500の大手広告企業(yè)でクリエイティブディレクターを務(wù)めるとともに、ステージに上がって再出発した3代目「お姉さま」でもある。彼女が歌詞に書いたように、

この年は想像したほど恐しくない

好きなことによって自分を養(yǎng)うのは

私が最も誇りに思っている決定

……

　平凡に甘んじることなく、冒険を楽しむ。劉戀は才能と態(tài)度を通し、青年女性としての素晴らしい人生を描いている。

　この番組は私にとって、楽しむだけでなく、女性の成長(zhǎng)についていろいろ考えるきっかけにもなった。自己認(rèn)識(shí)がはっきりしていて、獨(dú)自の考えと情熱を持ち、理解されなくても自分の道を揺るぎなく歩み続けられる人は、どんな困難にも負(fù)けない。私たちZ世代の若者は數(shù)え切れない選択肢を有し、20歳でも、30歳でも、40歳でも、人からどう思われるかを気にせず、自分らしく輝いていこうではないか。もし挫折したら、「お姉さま」たちの素?cái)长蕷rの重ね方を思えば、一からやり直す勇気が湧いてくるだろう。女性の皆さん、ルックスと年齢の不安を切り捨て、常に好奇心を持ち、可能性を探り続け、波を切って進(jìn)んでいきましょうか。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」2023年7月6日