日本各界の関係者が現地時間21日、福島県で円卓會議を開き、核汚染水海洋放出に反対する聲を上げた。

　これは福島現地の核汚染水海洋放出問題に関する3回目の特別円卓會議だ。現地の専門家や學者などの各界の関係者100人以上がオンライン?オフラインで出席し、核汚染水海洋放出の停止を求めた。

　元福島大學長の今野順夫氏は、「聞く力を自稱する岸田首相が福島県を訪問したが、殘念ながら漁師の意見に耳を傾けることなく、東電の意見を聞くに留まった。そのため海洋放出に反対する聲を張り上げるべきだ」と述べた。

　福島大學の林薰平準教授は、「私たちは21日に緊急アピールの案を示し、まず核汚染水海洋放出計畫の凍結を求めた。そのため政府は約束を守り同計畫を凍結し、海洋放出に関わるすべての人を議論に招くべきだ」と述べた。

　日本社會は普遍的に核汚染水海洋放出を懸念している。共同通信が19、20日に実施した世論調査によると、東京電力福島第1原発の処理水放出に関し「風評被害が起きる」と懸念する聲が、「大きな」「ある程度」を含め計88.1%にのぼった。

「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年8月22日