上海市第13期人民代表大會常務委員會第13回會議で17日、「上海市公共施設での喫煙規制條例(草案)」が審議され、國家機関が公共サービスを提供する10通りの施設で禁煙となるほか、空港やホテル、娯楽の場、レストランなどでの喫煙も規制されることになった。
同條例草案に基づき、禁煙場所で喫煙し注意されても従わない個人に対しては50元以上200元以下の罰金を課し、禁煙場所に指定されている機関でその義務を履行せず、禁煙場所內で何度も喫煙や煙草の煙が見つかった場合は、関係部門から是正を命じられ、1萬元以上3萬元以下の罰金が課されることになった。
上海市が指定する禁煙場所とは、(1)託児所?幼稚園?小中學校の室內外(2)前記以外の各種學校の教室?學生寮?食堂內など(3)婦人子供保健所?児童病院?児童施設の室內外(4)前記以外の醫療?衛生機関內(5)體育館內やスタジアムの観客席と競技會場(6)図書館?映畫館、展覧館?博物館?美術館?記念館?科技館?資料館?少年宮?青少年活動センターなどの公共文化施設內(7)國家機関が公共サービスを提供する場所(8)公共事業団體や金融機関の営業窓口(9)ショッピングセンターやスーパーなど(10)バス?タクシー?地下鉄?連絡船などの公共交通機関內と切符売り場、待合室、室內プラットフォーム。
同條例草案ではまた、上海市の空港や駅、港の切符売り場や待合室を始めとする一連の場所では、専用の喫煙ルームが設置されている場所以外は禁煙とする規制が敷かれたほか、星つきホテルのロビーなどでの喫煙や、娯楽の場の喫煙ルーム以外での喫煙が禁止された。さらに喫煙が許可されたエリアには換気設備を備え付けることが義務付けられた。
同條例草案によると、いかなる人も喫煙者に、禁煙場所での喫煙を止めるよう要求したり、禁煙場所に指定された機関に禁煙を履行するよう要求したり、條例に違反する行為を告発する権利がある。
?人民網日本語版?2009年8月18日