外國メディアは、「最も安全」とされていた日本の食品の問題が頻繁に明るみになり、消費者は「日本製」を安心できなくなっていると伝えた。
日本のスーパーマーケットで販売される食品の表示偽裝は、日本の食品に対する評判に影響している。今秋、數軒のホテルや百貨店のレストランが食材の表示偽裝を認めた。安いブラックタイガーを上等の車エビと偽る、輸入牛肉を高級の和牛と偽る、容器詰めのオレンジジュースをフレッシュジュースと偽るなどした。
菅義偉內閣官房長官は、「表示偽裝は消費者の意欲をなくす」と述べた。
日本は五輪招致において、「安全な東京」を強調し、日本のスーパーの食品には原産地、さらには生産者の名前などの情報も表記されており、世界に示す価値があると主張した。
増える食品スキャンダルは、安倍晉三首相が進める高級食品の輸出に向けた努力にも影響する可能性がある。日本は神戸牛、日本酒、四角いスイカなどを輸出し、2020年までに農産物や海産物などの輸出を倍にし、景気低迷から脫したい考えだ。