■中國の発展を自分の眼で確認し、キャリア上の資格や経歴を高める
中國教育部(省)國際司?中國留學業務処によると、中國で學ぶ外國人留學生の數が増え続けているのは、「中國留學計畫」の実施と密接な関係があるという。教育部は2010年9月、同計畫を発表した。この計畫の主要目標は、「2020年までに中國大陸部の小中高校?大學で學ぶ外國人留學生を延50萬人とし、中國をアジア最大の留學生受入國とする」というものだ。同計畫を著実に遂行するため、教育部は、留學生數の規模拡大?教學の質の向上?制度?管理の規範化?サービス內容の優良化など多方面にわたって力を盡くした。また、中國政府が支給する奨學金は、中國で學ぶ私費留學生の數を増やすきっかけとなり、中國で學ぶ留學生の総數は大幅に増加した。
現在、米バージニア州のソフトウェア関連企業で働くトムさん(中國名:蘇哲同)は、「中國の経済急成長が、多くの米國の若者に中國留學を志望させる大きな要因となっている」と指摘する。2010年にワシントン?ジョージメイスン大學を卒業した後、大學からスカラシップを獲得し、上海復旦大學に1年間留學した彼は、「中國が世界の経済強國に変貌を遂げるプロセスを自分自身の眼で見ることは、極めて貴重な體験であり、自分の財産となる。中國留學は、私の今後のキャリア発展にとって大変有利に働くだろう」と語った。
ブラジル?リオデジャネイロ州教育局のウィルソン局長は、「中南米諸國(ラテンアメリカ?カリブ諸國)と中國とは、地理的に遠く離れているが、世界における中國の地位は絶えず高まっており、それにつれて中南米諸國における中國に対する認知度も上昇している。このような情勢から見て、中國に留學する中南米諸國の學生が急増する日は遠からずやって來るだろう」の見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年3月3日