北京市科學技術委員會がこのほど発表した情報によると、北京三元食品股フェン有限公司は、同委員會が立案した「安全かつ健康的な育児用粉ミルクの研究?産業化」研究開発プロジェクトに取り組むため、市財政より1077萬9700元の資金提供を受けた。政府が育児用粉ミルクの研究開発のためにプロジェクトを立案し、巨額の資金を投じるのは、北京および全國で初のケースとなった。三元食品の同プロジェクトの擔當者は、「中國では、妊婦?乳幼児の體質および栄養面の需要などに関する研究に多くの空白が存在しており、早急にこれを補う必要がある」と指摘した。
北京市で初のプロジェクト立案に
北京市科學技術委員會は3月に発表した、2014年「部門予算項目支出予算表」の中で、今年の約100件の科學研究プロジェクトの予算額を発表した。そのうち上述したプロジェクトの予算は1077萬9700元に達し、無人機システムの研究開発、電気自動車の研究開発などのプロジェクトの予算?経費を上回る額となった。記者がこのほど北京市科學技術委員會から得た情報によると、同プロジェクトの擔當部門は北京三元食品股フェン有限公司となった。プロジェクトの研究開発は始まったばかりで、資金がすでに振り込まれている。
北京市科學技術委員會の関係者は、「北京市が育児用粉ミルクの研究開発のプロジェクトを立案するのはこれが初めてで、関連する指導者から許可を得た。當方はこれを重點的に支持している。中國國內の育児用粉ミルク市場は、外國産粉ミルクによってほぼ獨占されている狀況だが、北京市は獨自の知的財産権を持ち、中國の乳幼児の成長條件に適した粉ミルクを自主開発し、科學技術により民族ブランドを樹立しようとしている」と語った。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2014年5月5日