北京外國語大學アラブ學院で教鞭をとる唐珺は、中國?アラブ経済貿易協力フォーラムで同時通訳を務めたほか、商務部、文化部、國家行政學院などの部門が組織する“アラブ政府職員研修クラス”の通訳のほか、香港や青海省などで行われた國際詩歌フェスティバルで、アラブの詩人たちの作品を數多く翻訳した経歴を持っている。今回は、そんな彼女の通訳者としての感情に迫ってみよう。
“方言”が難題
もともと、“ピラミッドの先端”や、“通訳という名の王冠の上に輝く真珠”などと稱される同時通訳だが、一人前の同時通訳になるには何が必要なのかと彼女に尋ねてみると、「厳しい試練に耐えられるプロとしての資質だけでなく、幅広い分野に及ぶ知識やゆとりのある気持ちが更に大事だ。」という答えが返ってきた。では、これまでに遭遇したトラブルや、自分にとって大きなチャレンジとなったことは何かと尋ねてみると、「方言はアラビア語學習者の大半が直面する難題だと思う。各アラブ諸國が獨自の方言を持っている。しかも、その訛りがきつく、もともと話し好きのアラブ人は話も長いため、通訳になりたての頃に彼らの會話についていけず、訳抜けしてしまうという失敗もあった。私はこの問題に直面したあと、普段の読み書きやヒアリング以外にも、なるべくアラブ人と交流するよう努めた。特に海外では、中國人同士で固まらず、単獨で行動するよう心掛けた結果、徐々に彼らの話し方についていけるようになり、少しずつ言葉の壁がなくなっていった」と語っている。
中國語対訳:
唐珺,北京外國語大學阿拉伯語學院教師,曾擔任中阿經貿合作論壇同聲傳譯,為商務部、文化部、國家行政學院等單位組織的“阿拉伯國家官員培訓班”擔任翻譯,為香港國際詩歌節、青海國際詩歌節翻譯多位阿拉伯詩人作品。近日,中國網記者走近唐珺,為大家揭開她在翻譯過程中的喜怒哀樂。
“土語”是個難題
同聲傳譯素有“金字塔塔尖”和“翻譯王冠上的明珠”之美稱,在談到如何成為一名合格的同聲傳譯時,唐珺說道:“同聲傳譯需要的不僅僅是過硬的專業素質,更重要的是有很廣的知識面和良好的心里素質。”在談及翻譯過程中遇到最大的困難或者挑戰時,唐珺說:“土語應該是絕大多數阿拉伯語學習者共同面臨的難題。因為每個阿拉伯國家都有各自的土語,阿拉伯人說話口音重且喜愛長篇大論,所以我在早期的翻譯過程中,由于不適應他們的語音會有漏譯、錯譯等失誤。我在意識到這個問題之后,除了日常多讀多看多聽之外,盡量多與阿拉伯人交流,尤其是在國外時,我盡量讓自己‘落單’,不與中國人待在一起,久而久之我慢慢地適應了阿拉伯人的說話方式,逐漸做到了交流無障礙。”