スイスのローザンヌで8日に開かれた國際オリンピック委員會の會議で、武術競技が発展の歴史的瞬間を迎え、武術が第4回ユースオリンピックの正式種目に採用された。武術がオリンピックの競技種目に採用されたのはこれが初めて。
競技日程によると、武術の男女長拳総合と男女太極拳総合の4種目に世界から48人の選手が參加する。うち長拳総合は長拳と棒術、太極拳総合は太極拳と太極扇を含む。
武術がユースオリンピックの正式種目に採用されたことは、『スポーツ強國建設綱要』が提起した「武術競技を早急にオリンピック種目にする」という戦略任務の実現に向けた著実な一歩となり、歴史的な意味を持ち、中國スポーツの影響力の向上、東西の文明交流?融合の促進、中華文化の宣伝ルートの拡張、中國文化のソフトパワーの役割の向上につながる。
武術は青年から人気があり、世界の競技人口は約1億2000萬人。長年にわたり、中國武術協會と國際武術連盟は武術の普及活動に取り組み、武術の國際影響力を高め、武術の普及度、組織建設、競技ルール、大會數などがオリンピックの要求を満たせるよう努力してきた。國際武術連盟は2001年、2008年、2011年に三度にわたり國際オリンピック委員會に競技採用を申請し、三度目で2020年東京オリンピックの8つの候補競技に殘ったが最終的に落選した。北京オリンピックと南京ユースオリンピックの期間中、文化教育プロジェクトとして、中國は「北京2008武術大會」と南京2014青少年武術大會」を開催したことがある。
第4回ユースオリンピックは2022年10月にセネガルの首都ダカールで開かれる。2019年12月に開かれた國際オリンピック委員會の會議は、第4回ユースオリンピックの正式種目にストリートダンス、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン、空手の5つを採用。今回、武術は5人制の手打ち野球「ベースボール5」とともにユースオリンピックの種目に採用され、合わせて7種目増え、オリンピック種目は計35種目になる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月9日