海南省白沙黎（リー）族自治県にある五里路茶葉専業(yè)合作社の有機茶園でお茶を摘む農(nóng)民たち（寫真＝新華社提供）

　今年は全面的な小康社會（ややゆとりのある社會）の実現(xiàn)と第１３次五カ年計畫（２０１６年～２０２０年）の総仕上げの年であり、貧困脫卻の難関攻略の決戦の年だ。貧困脫卻の戦いでの勝利、長きに渡って中華民族を苦しめてきた絶対的貧困の問題の歴史的解決は、人類の貧困撲滅の歴史に新たな章を記すに違いない。  

　貧困をなくし、民生を改善し、共同富裕を段階的に実現(xiàn)することは、社會主義の本質(zhì)的な求めであり、中國共産黨員のたゆまぬ追求だ。中華人民共和國成立後、とりわけ改革開放以降、中國共産黨は全國の人民を率いて貧困に宣戦を布告し、一連の中長期的貧困支援計畫と配置を?qū)g施し、大規(guī)模な貧困削減を有効に指導(dǎo)?推進(jìn)している。２０１５年、黨中央は貧困脫卻の難関攻略に打ち勝つ決定を行い、２０１６年に中國は第１３次五カ年計畫で貧困脫卻の難関攻略に関する計畫を制定?公布し、貧困支援における開発基準(zhǔn)の向上、開発內(nèi)容の拡大、開発方式の革新を力強く推し進(jìn)め、それによって経済?社會発展と貧困支援の開発活動との足並みの揃った推進(jìn)を?qū)g現(xiàn)している。  

　中國の特色ある社會主義は新時代に入り、習(xí)近平中國共産黨中央総書記を核心とする黨中央は全面的な小康社會の実現(xiàn)という全局から出発し、貧困支援の開発活動を「五位一體」の全體配置、「四つの全面」の戦略的布石に組み込み、一つ目の「百年の奮闘目標(biāo)」を?qū)g現(xiàn)する重點任務(wù)として、一連の重大な手はずと配置を打ち出し、決定的な成果を成し遂げた。中國の貧困人口は２０１２年末の９８９９萬人から２０１９年末の５５１萬人にまで減少し、貧困発生率は１０.２％から０.６％にまで下がり、７年連続で毎年１０００萬人以上が貧困から脫卻した。２０１３年から２０１９年までに８３２の貧困県に住む農(nóng)民の１人當(dāng)たりの可処分所得は６０７９元から１萬１５６７元に増加し、年平均で９.７％増となり、同じ時期の全國の農(nóng)民の１人當(dāng)たりの可処分所得の増加幅に比べて２.２ポイント高かった。全國の貧困人口として登録されている世帯の１人當(dāng)たりの純収入は２０１５年の３４１６元から２０１９年の９８０８元に増加し、年平均の増加幅は３０.２％だった。貧困層の「両不愁三保障」（衣食の愁いがなく、義務(wù)教育と基本醫(yī)療、住宅の安全を保障する）は基本的に実現(xiàn)され、彼ら自身の発展能力?原動力は顕著に強まり、貧困層に逆戻りする人口は年々減少し、貧困脫卻の質(zhì)は明らかに向上しており、全面的な小康社會の実現(xiàn)のためにしっかりとした基礎(chǔ)を固めた。中國は世界の注目を集める貧困削減の成果を成し遂げ、世界の貧困削減事業(yè)のために中國の知恵と案を捧げている。  

　「北京週報日本語版」2020年6月16日