中國(guó)社會(huì)科學(xué)院世界社會(huì)保障研究センターの鄭秉文主任は25日、中國(guó)都市百人フォーラム2020年次総會(huì)で、「中國(guó)の高齢者は第14次五カ年計(jì)畫(huà)(2021?25年)の最終年度に3億人を上回り、労働人口は2023年より毎年1000萬(wàn)人減少する見(jiàn)通しだ」と予想した。
鄭氏の試算によると、第14次五カ年計(jì)畫(huà)期間に、中國(guó)の高齢化が2つの大臺(tái)を突破することになる。1つ目の大臺(tái)は、60歳以上の高齢者が第14次五カ年計(jì)畫(huà)の最終年度に3億人を突破し、3億300萬(wàn)人に達(dá)することだ。昨年は2億5300萬(wàn)人だった。2つ目の大臺(tái)は、16?59歳の労働人口が2023年より毎年1000萬(wàn)人減少することだ。第13次五カ年計(jì)畫(huà)期間(2016?20年)の年平均は500萬(wàn)人ほどとなっている。これは稅と費(fèi)用の擔(dān)い手の減少を意味する。
鄭氏は「第13次五カ年計(jì)畫(huà)初期、都市部養(yǎng)老保険扶養(yǎng)比率は35.8%で、約3人が1人を扶養(yǎng)していた計(jì)算だった。しかし第14次五カ年計(jì)畫(huà)の最終年度には47.7%にのぼり、約2人で1人を扶養(yǎng)する計(jì)算になる。第14次五カ年計(jì)畫(huà)期間に、養(yǎng)老保険の扶養(yǎng)比率に1つの突破がある」と述べた。
鄭氏は、第14次五カ年計(jì)畫(huà)期間に、都市部職工基本養(yǎng)老保険基金がかつてない収支バランスの圧力に直面すると指摘した。「基金は2000年以降に毎年増加しており、2000年の2279億元から2018年の5兆5000億元に増加した。2019年だけ初めて減少し、5兆4600億元(400億元減)になった。しかし今年は初めて大幅な減少が生じ、殘高累計(jì)額が1兆7000億元減の3兆8000億元になる見(jiàn)込みだ」
鄭氏は、第14次五カ年計(jì)畫(huà)期間の都市部養(yǎng)老金制度改革について、「中央調(diào)整制度から全國(guó)統(tǒng)一計(jì)畫(huà)に移行する。養(yǎng)老保険基金の投資改革のペースを上げる。払うほど多く受給できる奨勵(lì)メカニズムの構(gòu)築のペースを上げる。國(guó)有資本振替のペースを上げ、全國(guó)社會(huì)保障基金などを充実させる」と提案した。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」 2020年10月27日