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「ワクチンの民族主義」、世界の感染対策の協力を妨げる

「ワクチンの民族主義」、世界の感染対策の協力を妨げる。

タグ:ワクチンの民族主義

発信時間:2021-02-04 14:00:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 新型コロナウイルスの接種が各國で次々と展開され、人類が感染癥に打ち勝つ希望をもたらした。ところがこの重要な時に、一部の高所得國は買い溜め、割り込み、裏口、価格吊り上げなどによるワクチンの獨占を試みている。これは國と集団間の「免疫の格差」を作り、世界の感染対策の協力に再び悪影響をもたらした。「ワクチンの民族主義」が懸念されている。


 世界各國のワクチン分配には現在、深刻な不均衡が生じている。データによると、高所得國はすでに世界の新型コロナウイルスワクチンの過半數を購入している。うちカナダが買い溜めしているワクチンの數は同國の総人口の5倍にのぼる。現在まで少なくとも49の高所得國で3900萬本を超えるワクチンの接種が行われているが、最低所得國は25本しか得ていない。


   世界の接種済みのうち95%が10カ國に集中している。貧困國がワクチン不足にあえぐなか、高所得國が大量にワクチンを溜め込んでいる。これについて世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、このようなやり方は感染及び封鎖措置を長引かせるばかりであると強調し、「世界は道徳と経済の二重の災難に直面する」と警鐘を鳴らした。


 ワクチンの研究開発で世界の先頭に立つ國である中國は、世界のワクチンの公平な分配を積極的に推進している。中國は終始、人類衛生健康共同體の構築に力を盡くし、責任ある大國の姿を十分に示している。


 現在、チリ、アラブ首長國連邦、バーレーン、エジプト、ヨルダン、トルコ、インドネシア、ブラジルなどの國が中國製ワクチンの使用を承認している。一部の統計によると、現在まで40數カ國が中國製ワクチンの輸入の需要を訴えている。


 困難に直面すれば、自分だけ無事で済まされることはない。新型コロナワクチンの研究開発と分配は決して、國と國、企業と企業の競爭になってはならない。感染癥を前にした人類にとって唯一の敵はウイルスだ。各國は私心と雑念を減らし、道義的責任を増やし、団結し共に対応することで初めて感染癥に打ち勝ち、人類共通の家を守ることができる。


「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年2月4日

 

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