米國海洋大気庁がこのほど発表したデータによると、今年7月の世界平均気溫は記録を打破し、1880年に気象記録が開始されてから最も暑い7月となった。
同庁のデータによると、20世紀の7月の15.8度という平均気溫と比べると、今年7月の世界の陸地及び海洋表面溫度はこれを0.93度上回り、2016年7月の記録を塗り替えた。今年7月の北半球の地表溫度も記録開始後で最高溫度となり、2012年の記録を上回った。
同庁の責任者であるリック?スピンラッド氏は聲明の中で、「7月は通常、1年で世界が最も暑い月であるが、今年7月は過去最も暑い7月だった。この新記録は気候変動が世界にもたらす影響をさらに深刻にした」と表明した。
米國雪氷データセンターの分析によると、今年7月の北極海の海氷面積は2012年、2019年、2020年に次ぐ過去43年間の7月のうち4番目の狹さだった。
國連の「気候変動に関する政府間パネル」は9日の報告書の中で、「今後數十年に渡り世界のすべての地域が気候変動激化の試練に直面する。暖かいシーズンがより長くなり、寒いシーズンがより短くなる。同時に異常な高溫といった異常気象がより頻繁になり、農業及び人の健康に大きな試練をもたらす」とした。
?中國網日本語版(チャイナネット)?2021年8月28日