大型臺風(fēng)18號「コンパス」の上陸を受け、中國南部の沿岸地域では住民の避難や食料品の確保などが行われています。

　臺風(fēng)18號は、13日午後3時40分頃、中國最南端の省である海南省の瓊海市に上陸しました。今年に入ってから中國南部を襲った臺風(fēng)の中で最も強(qiáng)い臺風(fēng)で、ここ5年間をみると、海南省に上陸した中では最も強(qiáng)い臺風(fēng)となりました。

　海南省では、臺風(fēng)の上陸後に強(qiáng)風(fēng)と強(qiáng)い雨に見舞われ、強(qiáng)風(fēng)の影響を受け、高さ3メートル以上の堤防を超える浸水が発生しました。地元政府は、自然災(zāi)害に備えて食糧や野菜を安定的に供給するために対策を講じています。広東省深圳市では幼稚園、小中學(xué)校が一時的に休校措置を取り、すべての建設(shè)現(xiàn)場、自由市場、観光地、遊園地が一時閉鎖となりました。福建省は沿岸部に住む3萬人近くの住民を避難させたほか、港灣部での海上活動を再開する準(zhǔn)備を整えているということです。

　「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2021年10月16日