34歳の王小樺さんは甘粛省隴南市康県王壩鎮王家壩村の村民である。周辺の村落が美しく変身していくのを目にした彼女は、2020年5月からショートムービーの制作を獨學で身につけ、ネット配信をおこない、わずか1年あまりで數十人のファンを持つ田舎の「インフルエンサー」になった。

   ファンが増え、王小樺さんは農具を攜帯電話に持ち替え、ライブ配信で農家が生産したクルミ、キノコ、山菜、茶葉などを販売するようになった。王小樺さんが紹介する商品は康県の多くの村に拡大し、彼女は村民からライブ配信の「小樺」と親しまれている。彼女に感化され、村の若者の間で農業ライブ配信がブームになった。王壩鎮は村民が無料で使用できるシェアリングライブ配信室を建設し、地元の「インフルエンサー」が故郷を宣伝し、多くの農産品がECを通して田舎を飛び出せるよう後押ししている。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2021年12月13日