東方航空MU5735便墜落事故國家応急処置指揮部は23日、同便の一部のブラックボックスが23日に発見されたと発表した。
ブラックボックスは「飛行記録裝置」とも呼ばれる、旅客機の飛行情報を記録する重要な擔い手だ。多くの旅客機事故において、ブラックボックスの発見は「真相」にまた一歩近づいたことを意味することが多い。
西北工業大學航空學院の郭慶準教授は取材に応じた際に、「ブラックボックスは調査員に事故前の一定時間內の飛行狀況を提供する。これは事故分析の重要な証拠源であり、事故の正確な判斷を下すためのデータ源でもある」と述べた。
郭氏はすでに見つかったブラックボックスについて、「ブラックボックスの解読時間は航空機の墜落の深刻さの程度によって決まる。數日の可能性があれば、數カ月の可能性もある。ブラックボックスは通常、専門的な民間航空事故調査機関によって解読される。これには多くの関係者が加わる」と述べた。
國際民間航空條約と民間航空機事件の関連調査?規定によると、事故調査には通常、事故所在國、航空機の設計國?製造國?経営國?登録國が含まれる。事故所在國が公開?公平?公正の原則に基づき関連調査を行う。
別のブラックボックスの捜索活動も現在、非常に重要になっている。
郭氏は、「ブラックボックスの捜索は早ければ早いほど良い。時間がたつにつれ、ブラックボックスが発する電波の強度も電力消耗に伴い徐々に弱まる。時間がたつほどブラックボックスの捜索が困難になる」と述べた。
また郭氏によると、今回の事故現場は山間部で、地形が複雑で、木が密集している。ボーイング737のブラックボックスのサイズは通常、60×20×20センチほどだ。森林が密集する山間部で小さなダンボールサイズのブラックボックスを見つけるのは非常に困難だ。しかも航空機の事故前の一瞬の姿勢と速度を判斷しにくく、ブラックボックスの捜索が困難になっている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2022年3月24日