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母親が子供に殘した最後のメッセージ |
発信時間: 2008-05-17 | チャイナネット |
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救援隊員が13日の午後にその女性を見つけた時は、すでに息がなかった。うずくまって両手で身體を支える姿が廃墟の隙間から見え、援助隊員が隙間から手を入れて彼女の死亡を確認した。そして大きな聲で廃墟に向かって生存者に呼びかけた。しかしなんの反応もなかった。 これは震災後の北川県で、まだ多くの被災者が救援を待っていた。この場所を離れようとした隊長は、ふと急に何かを意識したように急いで引き返し、その女性の身體の下を探った。そして大きな聲で叫んだ。「子供がいる、まだ生きている」 生後4カ月ほどの赤ちゃんは、赤い生地に黃色い花の模様がついた小さな布団に包まれ、母親が命をかけて守ったため、少しもけがをしていなかった。 子供の検査をしようとした救援隊の醫師は、布団の中に攜帯電話が挾まれていることに気づいた。そして攜帯の畫面にはメッセージが殘されていた。「愛するかわいい子、もし生きることができるのなら、必ず覚えていて、お母さんはあなたを愛していると」。多くの死を見慣れていた醫師も、このメッセージを見て涙がこぼれた。 「チャイナネット」2008年5月17日
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