中國の駐ケニア大使館は14日、中國漁船が13日にケニア沿岸海域でソマリアの海賊に乗っ取られたことが確認(rèn)されたと発表した。「新華網(wǎng)」が伝えた。
中國駐ケニア大使館の韋宏添?參事官によると、大使館はすでに、ケニア政府と関連部門にこの事件を通知し、さらなる情報(bào)と必要な支援を求めた。関連部門の情報(bào)によると、乗っ取られた漁船の乗組員は24人で、そのうち中國人が16人、日本人が1人、フィリピン人が3人、ベトナム人が4人となっている。
ソマリア周辺海域で中國人船員が遭遇する乗っ取り事件が連発している。9月17日には、中國香港の貨物船がソマリア付近の海域で乗っ取りに逢った。25人の乗組員のうち24人は中國人だった。さらに同海域で數(shù)日後、ギリシャ船が乗っ取られる事件が発生したが、乗組員19人のうち1人は中國人船員だった。
ソマリアでは1991年から內(nèi)戦狀態(tài)が続き、沿岸では海賊が猛威を振るっている。この海域は、國際海事局によって世界で最も危険な海域とされている。統(tǒng)計(jì)によると、ソマリア付近の海域では年初以來、少なくとも80件の海賊襲撃事件が起こり、30隻以上が乗っ取られ、現(xiàn)在も10隻余りが海賊の手中にある。
「人民網(wǎng)日本語版」2008年11月15日 |