北京時間17日午後4時45分、中國海上捜索救援センターによる緊急指揮と関係者の支援を通じて、アデン灣海域で海賊の襲撃に遭った中國交通建設グループの船舶「振華4」が乗っ取りの危機を逃れた。船長に率いられた乗組員らは海賊と4時間ほど渡り合った後、乗り込んできた海賊を追い出し、中國人乗組員30人は危機を逃れた。
中國交通建設グループ所屬の6萬トン級特大貨物輸送船「振華4」はスーダンで荷物を下ろした後、17日午後0時43分にアデン灣で海賊の襲撃に遭った。ロケット砲や重機関銃を持った9人の海賊は甲板に上がり込み、船の乗っ取りを試みた。「振華4」の彭維源?船長は公司総部を通じて中國海上捜索救助センターにすぐに救援を求め、乗組員全員を動員して消火栓や自製焼夷(しょうい)弾などを用いて海賊と渡り合った。
交通運輸部の指導者は通報を受けた後、この事件を重視し、海賊応急措置をただちに始動した。交通運輸部の擔當者は応急活動チームに対し、船舶との連絡を維持しながら、國際海事局マレーシア海賊防御センターや多國の海軍部隊に連絡して艦艇やヘリコプターの現場への派遣を要請するよう指示した。さらに國務院緊急弁公室や外交部などの関連部門に対し、進展狀況のすばやい通知を行った。
武裝したヘリコプターと艦艇の支援の下、「振華4」の乗組員は船內の生活ゾーンにバリケードを設け、4時間の粘り強い抵抗の後、船舶の乗っ取りを海賊に諦めさせた。
「人民網日本語版」2008年12月18日 |