西蔵(チベット)樟木(ジャンムー)の出入國検査所で、新型インフルエンザに感染した疑いのあるイタリア人旅行者が確認された。衛生部が派遣した専門家は19日に拉薩(ラサ)に到著、800キロ離れたネパールとの國境にあるジャンムーに至急駆けつけ、新型インフルエンザの感染者かどうかを確認することになっている。専門家は20日、ジャンムーに到著予定。衛生部が同日伝えた。
チベット入りした専門家のチームリーダーを務める彭質斌氏によると、今回新型インフルエンザ感染拡大防止にあたる衛生部の専門家は6人で、▽感染拡大防止と治療▽疫學調査▽検査、の3部分をそれぞれ擔當する。20日にジャンムーに到著後、患者の病歴や癥狀、再検査の結果を照らし合わせて直ちに診斷を行うとともに、現地の醫療スタッフと共に感染拡大防止にあたる予定だ。
同自治區の衛生部門、検験検疫部門、出入國検査所の管理委員會はすでに患者と一緒に旅行していた外國人旅行者23人(濃厚接觸者)を現地のホテルに隔離し、経過観測を実施している。
一方、衛生部は19日午前、広東省広州市で新型インフルエンザの感染疑い例だった患者の感染を確認。これで中國大陸部では感染者が4人になった。同省衛生部門は現在、関連部門と共に濃厚接觸者を追跡している。すでに隔離された濃厚接觸者に今のところ異常は見られない。
?人民網日本語版?2009年5月20日 |