広東省衛(wèi)生庁は31日夜、同省で新たに5人の新型インフルエンザの感染が確認されたと発表した。5人のうち1人は、広東省で確認された3人目の感染者と密接に接觸した人で、同省での二次感染者は2人になった。同省ではこれまでに11人の感染が確認されている。
一方、同省衛(wèi)生部門は先月29日、深セン市で確認された2人の感染者と密接に接觸した人を追跡していた際、東莞で発熱癥狀のない感染者が見つかった。この男性は、2日間続けて行った検査で新型インフルエンザの陽性反応が出たにもかかわらず、発熱などの癥狀は見られないという。現(xiàn)行規(guī)定に基づき、この男性は感染統(tǒng)計の中には足されないが、ウイルスを人に感染する可能性があることから、7日間隔離される。
広東省疾病抑制センターの張永慧主任は、取材に対し、「この男性は広東省で確認された初の発熱癥狀のない感染者だが、他にもこういった患者はいる可能性がある」とし、今後予防対策が一段と困難になると話した。また今回の発見は、予防対策と科學研究のいずれにとっても重要な意義と価値があるという。
?人民網(wǎng)日本語版?2009年6月1日 |