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Zamari Kamgar社長 |
アフガニスタンのカーム航空(Kam Air)のZamari Kamgar社長は10日、前日9日に爆弾情報を理由にアフガニスタンに引き返した同社航空機から爆弾は発見されていないことを明らかした。
同社長は10日、カーブル國際空港で開催された記者會見で、このフライトのキャンセルはありえず、中國関連部門の認可が得られれば、再びウルムチに向け出発する予定だと語った。また、爆弾情報は、同業の競合他社による偽情報である可能性が高いという。
ウルムチ地窩堡國際空港は9日夜、ウルムチ行きカーム航空便に爆弾が仕掛けられているという情報を得て、ただちに緊急対策案を発動させた。中國民航部門は同機の著陸を拒絶した。ボーイング767型ジャンボ旅客機で運航された同フライトの乗客約170人のうち、5人の中國人以外はほとんどアフガニスタン人だった。
同フライトは、カーム航空會社のカーブル-ウルムチ線初就航便で、Kamgar社長本人も搭乗した。同社長は、中國メディアの取材に対し、同機がキルギスタン上空を飛行中に、引き返すようにとの通知を受けたと答えた。
10日夜の報道によると、カーブル國際空港側は、爆弾情報を受けたカーム航空便が10日午後、再度安全検査を受け離陸の許可を得て、同空港からウルムチに向け飛び立った事実を認めている。
「人民網日本語版」2009年8月11日