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1960年代の中國 男女、職業を問わない軍服
発信時間: 2009-09-04 | チャイナネット

 

 1960年代初めの3年は、建國史上で最も困難な3年だった。

 中國は3年連続の自然災害にみまわれ、穀物や綿花の生産量が減少、物資の配給制を実施。當時は布を買うにも布票が必要だった。

 さらに、耐久性が強くしわになりにくい化繊は生産されていなかったので、「上山下郷」(若い者を農村や辺境の建設に參加させる)と呼ばれた農村下放や「大錬鋼鉄」(鋼鉄の大量生産運動)の中で、綿や麻といった天然繊維の衣服は非常に破れやすく、ここから何枚もの布を縫い合わせた綿衣が生まれた。

 同時の服裝の裝飾は継ぎと刺繍だ。

 1960年代後半に文化大革命が始まり、中國は特殊な歴史的時期に入った。服裝は思想意識の表現となった。この時期の服裝はよく外國人に「最も中國的特色のある服裝だ」と言われる。

 軍服が流行し、中國は濃紺、灰色、緑だけの無彩色の服裝の時代に入った。文革は政治の潮流がファッションの分野で行った専制だと言う人もいる。布拉吉(ワンピース)は修正主義、洋服は資産階級、旗袍(チャイナドレス)は封建主義の名殘りだと見なされ、少しでも派手な服裝をしていると「奇妙な服裝」を呼ばれて、全てが批判された。服裝は徐々に同じスタイル、単一的な色彩の、男女と職業を問わない軍服が流行した。


 「人民網日本語版」2009年9月4日

 

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