「済州島を買う」。中國の不動産投資家は今、韓國の済州島に注目している。韓國アジア経済ウェブサイトは3日、「済州島を買う」というタイトルで、中國の不動産投資家がメーデーの休みを利用して、済州島で300億ウォン(約1億8300元?約25億円)の58件の不動産を購入し、ある人は家族名義で一度に3件の住宅を買ったと伝えた。
韓國紙「朝鮮日報」のウェブサイトは3日、今回のイベントを主催した楽園レジャー開発會社の関連責任者の話を分析し、「中國政府が最近、次々と投機を目的とした住宅購入を制限する政策を出したあと、海外の不動産が新しい投資になっている。中國の500萬人以上が住む18の都市から済州島までは2時間以內で行けるため、新しい不動産の投資場所として済州が中國人の注目を集めるようになったようだ」と報道。また済州島は中國の代理會社と協議し、今年に6回の住宅購入団を招くことにしているという。
アジア経済ウェブサイトは「中國人が済州島の不動産に注目しているのは、今年2月から韓國が『不動産投資移民制度』を実施するからで、済州島は50萬ドル以上投資した外國人に居住資格を與える。もし5年以上ならば永住権を出し、5年後に住宅を売っても永住権は有効だ。その他にも來年9月には英語を使う教育基地も関連のニーズを推進する」と分析。
中國人の富豪が済州島で住宅を購入する報道は韓國で注目を集めた。そして多くの人が、不動産會社と地元政府が結託して中國人に土地を売っていると非難している。
中國遼寧社會科學院の呂超研究員は3日、「環球時報」の取材に対して、「中國人観光客が済州島で不動産を購入し、観光やショッピングで消費するのは韓國も期待するところだ。中國は今、民間の遊資が多く、みんな海外不動産への投資はいい選択だと考えている」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年5月6日