國務院新聞弁公室はきょう(8日)、「中國インターネット狀況」白書を発表した。
白書によると昨年末までに、中國には3億8400萬人のネットユーザーが存在、うち未成年者が約3分の1を占め、最多となっており、インターネットの未成年者の成長に対する影響はますます高まっている。同時に、インターネットによるわいせつ情報など違法?有害情報が青少年の心身の健康を著しく蝕んでおり、社會が広く注目する突出した問題となっている。中國政府は法に基づいた未成年者のインターネット利用保護を高度に重視し、常に未成年者保護をインターネット情報セキュリティにおける優先順位としている。「中華人民共和國未成年者保護法」は、國家が措置を講じ、未成年者のネット中毒を予防するよう規定している。また未成年者に対していかなる組織?個人が制作、販売、レンタル、あるいはその他の方法でわいせつ、暴力、殺人、テロ、賭博など未成年者にとって有害な電子出版物、ネット情報などを流すことを禁じている。
白書はまた、國家が未成年者のネットセキュリティ保護に効果的なネットツールの研究開発を促し、未成年者に適合したネット製品、サービスの提供を奨勵するとしている。未成年者のネットセキュリティ保護に家庭、學校、および社會各界が共に努力し、未成年者の健全な成長に有利なネット環境を創造する。中國政府は今後積極的に「母親教育計畫」を推進、保護者が未成年者の的確なネット利用を導けるよう支援する。
白書の第4章の中國のインターネット管理の基本原則と実踐では、▽中國の法に基づいたインターネット管理▽政府のインターネット管理における主導的役割の発揮▽業界の自律と市民による監督の積極的な提唱▽インターネット上の違法情報伝達抑制のための技術手段の合理的運用の重要性▽インターネット法制と道徳教育強化の重要性▽未成年者のネットセキュリティ確保▽データ?知的財産権の積極的な保護▽法に基づいた國民のネット上でのプライバシー保護---などに言及している。
「人民網日本語版」2010年6月8日