12日に閉幕した2010年サッカーワールドカップ南アフリカ大會(huì)は、優(yōu)勝チームだけでなく、あるタコに関する伝説も生み出した。パウルという名前のタコが、W杯の8試合全ての勝敗を正確に予測(cè)して、サッカーファンの注目を集めただけでなく、大きなビジネスチャンスも生んでいる。西安の高新區(qū)のあるレストランでは12日、「パウル」の恩恵にあずかり、新しいタコ料理を開発した。
出來立ての料理をウエイトレスが運(yùn)んでくると、タコは「パウル」に比べると小さいものの、おいしそうな香りを放っていた。廚房長の韋暁毛さんによると、この料理は韋さんが考えて名づけたものだという。韋さんはブラジルチームのファンで、ブラジルチームの勝利を願(yuàn)っていたが、結(jié)果は韋さんをがっかりさせるものだった。「でもタコのパウルには強(qiáng)い印象を受けた。試合結(jié)果を全て正確に予測(cè)するなんて、勝ったチームのファンは好きになるだろうし、負(fù)けたチームのファンは恨むだろう。」ここからヒントを得て、負(fù)けたチームのファンの鬱憤を晴らすための新しい料理を作れないかと考えたという。
韋さんはイタリア料理を元に、タイムやローズマリーなどのハーブ7種類やたまねぎを使って、オーブンで焼いてこの料理を完成した。「數(shù)日前に販売したところ、注文したのはみんなサッカーファンで、評(píng)判がよかったので正式にメニューに加えた。パウルの助けを借りて儲(chǔ)けることになるかな」と韋さんは話している。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年7月14日