「伝統的な教育観念は子どもの想像空間を束縛している。中國教育の解放は子どもの好奇心の解放から始まらなければならない」。中國の有名な教育者である劉道玉氏は3日、武漢紅葉國際學校の第1期卒業生狀況説明會で、以上のように述べた。
2009年、國際教育到達度評価學會(IEA)は21カ國で調査した結果、中國の子どもは、計算能力は世界一だが、想像力は後ろから一番、創造力は後ろから5番目だった。小中學生のうち、自分は好奇心と想像力を持っていると答えたのはわずか4.7%、想像力と創造力を養いたいと答えたのもわずか14.9%だった。
劉道玉氏は世界で家庭教育を最も重視する2つの國、中國とイスラエルを対比し、「イスラエルの家長は『獅子の育児方法』を実施している。即ち、子獅子を母獅子から離し、自分で生存方法を學ばせる。一方の中國の家庭教育は両極に走る。可愛がりすぎるか、毆るかだ。中國の子どもの創造力は伝統的な教育に扼殺されている」と述べた。
「中國國際放送局 日本語部」 2010年8月4日