今年の夏は異常な高溫が続いている。中國(guó)各地で、高溫気象による死亡が多発している。済南では、7月30日から8月1日にかけて、多くの屋外労働者が熱中癥で入院、うち8人が緊急救命処置の甲斐なく死亡した。彼らの多くが、衛(wèi)生環(huán)境関連業(yè)務(wù)に従事する労働者か農(nóng)村部から都市部に出て働く農(nóng)民工だった。また、高溫被害が特に深刻な地域で、関連補(bǔ)助金の拠出が実施されていない地域もあり、中には「流用」が行われているケースもあるという。「新京報(bào)」が伝えた。
中國(guó)西北、華北、江南、華南各地では、7月下旬以來(lái)、高溫気象が続いており、最高気溫が40℃を上回る地域もある。
高溫気象による死亡、特に屋外労働者の死亡が多発している。最近では、済南で8人の死者が出た事件が世間の注目を浴びた。
國(guó)家の安全生産理論専門家チームのメンバーである全國(guó)総工會(huì)労働者保護(hù)専門顧問(wèn)の羅雲(yún)氏は、この問(wèn)題について、次のようにコメントしている。
このような事件が発生する背景には、中國(guó)の高溫対策労働者保護(hù)法規(guī)が立ち遅れている事実がある。今も施行されている全國(guó)法規(guī)「防暑降溫に関する措置暫定條例」は、1960年に公布されたが、50年間改定されていない。次に、現(xiàn)有規(guī)定が確実に執(zhí)行されていないという問(wèn)題もある。高溫気象下での労働を止めさせる規(guī)定には、強(qiáng)制力はない。高溫気象対策関連規(guī)定の立法化を早急に進(jìn)め、立ち遅れた法律法規(guī)を完備する一方で、現(xiàn)有制作の執(zhí)行に対する管理監(jiān)督を徹底し、深刻な事故に対する?yún)棨筏へ?zé)任追及措置が必要だ。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2010年8月5日