久しく話題がなかったが、劉翔選手は再び國民の関心を集めている。彼のけがだ。劉翔選手は3日前に所屬チームと再び米國へリハビリに出発した。今回の渡米はW杯南アフリカ大會以來、過去2カ月間で2度目となる。簡単な検査のためか、あるいは癥狀が再発したのか?関係者の話では、劉翔選手が昨年受けた手術は期待された奇跡は起きず、アキレス腱末梢の炎癥は続いたままで、手術前の狀態には戻っていないという。「今回の渡米でアジア大會への出場について結論が出る。とにかく、劉翔にそれほど大きな幻想は抱かないでいただきたい。『劉翔時代』はすでに終わった」。「重慶晩報」が伝えた。
劉翔選手はW杯期間中も渡米し2週間リハビリを行い、その行く末がメディアの関心を集めた。しかし3日前に再渡米した際には報道內容も変わっていた。あるメディアは、劉翔選手の今回の渡米はリハビリに終わらず、より踏み込んだ検査を行い、痛みが再発した原因を知りたいとからだと伝えている。
もっとも劉翔選手の渡米目的について、上海メディアは口をそろえている。劉翔選手の今回の渡米はリハビリ以外に専門家の診察があると伝えているが、報道は楽観的だ。最近の調整を経て、劉翔選手の腳は明らかに回復している、としている。
劉翔選手の負傷には、ロイターさえ北京五輪の2年後に注目している。しかし今疑いなき事実は、劉翔選手の患部の動きはスムーズではなく、手術後1年半経っても依然として彼のトレーニングとレースに影響を與えているということだ。今や人々の劉翔選手への関心はより深くなっている。けがから復帰しても、オリバー、ロブレスの各選手のような安定した高レベルを考えると、すでに復帰の可能性が低い現実は、劉翔選手に「引退」を選択させることになるのだろうか?
「人民網日本語版」2010年8月20日