中國國際救援隊隊員55人がパキスタン現地時間26日午後、同國ラワルピンジにある軍用空港に到著した。救援隊一行は南部の洪水被災地に赴き、人道救援活動を展開する。
救援隊隊員は、鮮やかな橙色のユニフォームと赤い帽子を身につけ、醫療チームの隊員は、「赤十字」と書かれた腕章をつけている。全隊員のバックサックには、中國語と英語で「中國救援」の字が見られた。
救援隊の黃建発?総隊長によると、今回の救援隊には、36人の醫療メンバーが含まれており、うち女性14人が醫療?看護支援にあたるという。このほか、技術者と専門家が19人。隊員の多くは、2005年に発生した南アジア大地震の救援活動に參加した経験がある。救援隊は、約800萬元相當の救援物資、薬品、器械などを攜行した。
黃総隊長は、「救援隊は首都イスラマバードに短期滯在後、速やかに洪水被害が深刻な南部被災地に移動する。救援隊はパキスタン政府および関連部門の救援計畫に協力し、救援活動を約3週間行う予定だが、帰國日程については、被災地の狀況や救援活動の進展狀況に応じて決定する」と述べた。
パキスタンは7月末、過去最大級の大洪水に見舞われ、極めて大きなダメージを受けた。中國政府はパキスタンに総額1億2千萬元の人道物資援助を提供すると発表、中國人民解放軍はパキスタン軍に1千萬元相當の物資援助を行った。中國赤十字會、一部地方政府、社會各界も現金?物資援助を行っている。
「人民網日本語版」2010年8月27日