元米空軍上佐のロバート?サラス氏
なぜ米軍は長いあいだ隠してきたのか
米國が関連の事実を隠していたのは間違いない。ではどうして事実を隠していたのか。當時の時代背景から3つの理由が考えられる。まずは冷戦時代、舊ソ連は先端の武器システムを研究していた。こうした狀況の中でもし米軍が情報を公開すると、舊ソ連が研究している武器を認めることになる。2つ目は、もし米國の戦略的な武器システム、つまり「核の盾」がある外部の要因で効力を失い、米軍の最も中心である戦略武器システムの信頼性に問題があることが明らかになって、その威嚇力はかなり下がる。3つ目は、もしかして米國人は自分がテストしている某技術や、こうした武器システムを操作する士官さえも知らなかった可能性がある。こういう狀況で米國人は秘密を守る。
UFOや異星人などの超常現象については、科學的でみんなが認める結論や説明はまだない。今回の米退役士官の記者會見を聞いて私が最初に感じたのは、UFOや異星人自體というよりは、米軍は伝えることができない秘密をどのくらい抱えているのかわからないということだった。
米軍は軍事分野でほかの國は軍事上、不透明だといっていつも非難しているが、今回の件で米軍が故意に多くの事実を隠していることが分かった。公開されたアフガン戦爭に関する秘密ファイルや、米軍費での毎年発生する巨額な違法資金などもそうだ。今回の件で事はもっとひどいように思われる。もし本當にUFOや異星人が現れたのであれば、それは全世界、全人類に関わる重要な出來事であり、米國はそれを公にしないはずがない。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年9月30日