湖北省國土資源部門が明らかにしたところによると、同省十堰市竹渓県竜バ鎮で大規模なレアアース鉱山が発見された。地質専門家グループは1週間にわたる現地調査の結果、竹渓県老陰山脈の下に豊富な埋蔵量を誇るレアアース資源が眠っていると判斷した。
現在、専門家グループはレアアース資源の成分、構造、品質、埋蔵量などの測定を行っている。専門家グループによると、同區域は、森林資源、水資源、鉱山資源なども豊富で、特にスレート、石炭、大理石、リン、石灰石の埋蔵量はかなりのものだという。
これまでに十堰市竹山県內で発見されたレアアース鉱山は12カ所、大規模な開発が可能な鉱床は2カ所に上る。うち、竹山県得勝鎮にあるニオビウム鉱山は、湖北省土地備蓄委員會の確認の結果、ブラジルに次ぐ世界第2のニオビウム鉱山であることがわかった。世界最大のフェロニオブサプライヤーであるブラジル?CBMMのニオビウム年間生産量は6萬トンとなっている。
専門家によると、十堰市は鉱山資源が豊富ではあるものの、交通の不便さや、産業の立ち遅れなどから制約を受け、地區の経済的メリットにはまだ本格的に転化していない。レアアース資源をさらに保護、開発、利用するべく、湖北省國土資源部門はこのほど、省のレアアースなどの鉱物探査計畫に関する工作會議を開き、レアアースなどの重要鉱物探査計畫業務をスタートした。
「人民網日本語版」2010年10月9日