臺灣の臺北市にある世界貿易センター3號館で、10日、8カ月ら10カ月までの赤ちゃんの大食い大會が行われ、はいはいの速さ以外に、バナナの大食いが競われた。臺北市立聯合醫院の小児科醫邱渚⊥F先生は、このような行為は赤ちゃんがむせやすく、窒息する危険性があると警告した。臺灣のウェブサイト「今日新聞網」が伝えた。
この大會でチャンピオンになると、2萬臺灣ドルに相當する赤ちゃん用品がもらえるが、競技方式はこれまで行われてきたものとは違っている。まず、10人が2.5メートルの距離をはいはいするのだが、たとえ速度がスムーズで早くても一番にはならない。両親のところに到著してからも、新鮮なバナナをすりつぶしたものを誰よりも先に食べきらなくてはならないからだ。
1歳にならない赤ちゃんはもともとコントロールが効かないものだ。このため、現場では様々な狀況が見受けられ、ある赤ちゃんは食べたくないと駄々をこねている、何人かは口にいっぱい詰め込まれ涙をぽろぽろこぼしている、顔中つぶしたバナナのだらけになっている赤ちゃんもいる。このような行為は醫師の目から見て、非常に間違っているとされる。
邱先生は、小さい子どもは激しい運動の後で食べ物を食べると、息が続かなくなる狀況になりやすい。ましてや赤ちゃんの飲み下す機能は十分とは言えず、窒息を引き起こす可能性が高い。むせる量が少ない場合は、誤嚥性肺炎を引き起こすし、また、むせる量が多い場合、異物が吸入されてすぐ窒息という狀況になると指摘する。
「人民網日本語版」2010年10月12日