國家衛(wèi)生部黨組書記の張茅副部長はこのほど、中國は醫(yī)療費(fèi)の自己負(fù)擔(dān)率を段階的に引き下げ、「十二五(第12次五カ年計畫:2011-2015年)」末までに30%以下とし、國際レベルをクリアする方針だと明かした。北京の日刊紙「京華時報」が報じた。
張副部長は、この1年間の醫(yī)療體制改革に対して全體評価を行った。概要は以下の通り。
醫(yī)療改革がスタートして1年余りが経過した。各級政府は5千億元以上を投入して各種改革措置を?qū)g施してきた?!缚床‰y、看病貴」(診療を受けるのが難しく、受けられても醫(yī)療費(fèi)が高い).という問題はある程度緩和されたが、國民の期待との隔たりはまだ大きく、改善が見られないケースもかなり殘っている。我々は引き続き、醫(yī)療改革に関する具體的措置を進(jìn)め、この問題の完全解決に取り組んでいく。
醫(yī)療改革がスタートしてから昨年末までに、各級政府による財政投入は30%増、このうち中央財政による投入は40%増大した。統(tǒng)計データによると、醫(yī)療改革の実施によって、基本醫(yī)療保障システムが占める割合は上昇、「因病致貧返貧(病気になっても醫(yī)者に行く金がない。病気によって仕事ができず貧しくなる)」という現(xiàn)象はかなり減少した。
各改革は絶えず深められ、利益における構(gòu)造調(diào)整も始まり、改革の難度と複雑度がさらに高まり、政策プロセスにおけるさまざまな困難や課題が生じている。一部の地域、あるいは一部の醫(yī)療改革プロジェクトは進(jìn)展が滯り、地方政府、特に県級政府レベルの醫(yī)療改革関連資金はかなり切迫しており、一部資金の支給は遅れたままで、改革進(jìn)展の足かせとなっている。また、一部地方では、醫(yī)療改革の複雑化に対する見通しが甘く、政策遂行のための努力が不足している。醫(yī)療費(fèi)の自己負(fù)擔(dān)率については、段階的な引き下げを?qū)g施し、「十二五」末までに30%以下とし、國際レベルに達(dá)することを目指している。自己負(fù)擔(dān)率の低減は、漸進(jìn)的なプロセスであり、支給制度の改革、病院の內(nèi)部管理、基本薬品システムを通じた醫(yī)療費(fèi)の合理的な抑制など各種方法を駆使すれば、醫(yī)療費(fèi)全體が必要以上の速さで上昇することはあり得ない。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年11月30日