河北大學出身の尹冠儒さんは、「タイで中國語教師になりたい」という夢を葉えるために、華東模範大キャンパス內での「中國語教師育成3カ月コース」の受講をスタートさせた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中國國家対外漢語教學領導小組弁公室(國家漢弁)中國語教師登録ボランティアになった尹さんは、中國語國際教育學科専攻修士課程で學んできた。大學在學中、各國からの留學生との交流が多かった尹さんは、「京劇と書道の基礎教養も一通り身に付けた。中國語文化の海外普及に力を盡くしたい」と今後の抱負を述べた。
尹さんを含む國家漢弁2011年第1期海外赴任中國語教師登録ボランティア約1600人が、5カ所のトレーニング基地で育成コースを受講する。審査に合格すると、タイ、フィリピン、ネパール、インドネシア、モンゴル、カンボジア各國に派遣される。
10日、華東師範大學國際中國語教師研修基地が擔當する中國語教師登録ボランティア育成トレーニング開講式が行われた。広東、重慶、河北、済南各地から集まった受講生約310人の多くは、大學學部や大學院の新卒生だ。
數年前から起こっている世界的な中國語ブームに伴い、孔子學院に代表される海外での中國語教育活動が盛んに繰り広げられている。國家漢弁ボランティアセンターの郭驕陽副主任によると、國家漢弁は2004年以降、89カ國?地域に中國語教師ボランティア1萬人以上を派遣、各國の學校約2千校で200萬人以上の學生に中國語を教えたという。
タイ、フィリピン、ネパールなど各國の領事館代表は口を揃え、「中國語は國民同市や人文間のコミュニケーションの絆であり経済?貿易交流の懸け橋だ。中國語教師ボランティアは、言語に関する知識の伝授にとどまらず、國家間の友好関係を促す役割をも果たしている」と話した。
「人民網日本語版」2011年2月11日