娘からの連絡がまだなく、心配で仕方ない頼嫦さんの母親
廃墟から救出されて喜ぶ生存者(2月23日撮影)
ニュージーランドの南島クライストチャーチ市で2月22日、マグニチュード6.3の強い地震が発生し、多くの死傷者と重大な財産損失が出た。ニュージーランドのジョン?キー首相は23日、非常事態を宣言し、今回の地震で少なくとも75人が死亡、300人が行方不明になり、経済損失は約45億ドルになると発表した。
駐ニュージーランド中國大使館の王欣報道官は、現在わかっている情報によると、現地時間24日午前1時30分現在、華人が生き埋めになっているCTVビルの廃墟で捜索救助活動が続けられていることを明らかにした。
死者の中に中國人は含まれていないが、十數人の中國人留學生がまだ行方不明になっている。地震発生時、留學生は授業の最中で、倒壊した建物の下敷きになったとの見方が強い。クライストチャーチ市の陳金竜(ジミー?チェン)議員は、広州出身で語學學校「キングス?エデュケーション(King's Education)」に留學する女子學生の頼嫦さん、臺灣出身で同校に勤務する李さんの少なくとも2人の中國人が生き埋めになり、そのほかにも中國人が下敷きになっている可能性もあることを明らかにした。
ニュージーランドメディアの報道によると、CTVビルで少なくとも7人が死亡、22人が行方不明になっており、24人が救助された。また、24人の日本人留學生の行方がわからず、うち11人がCTVビルにある語學學校に留學している。韓國から來た2人の兄妹もこの學校に留學中で、行方不明になっているという。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月24日