東京電力福島第1原子力発電所から漏れた放射能が到達するのではないかとの懸念が広がり、米西海岸を中心に不安が広まっている。防毒マスクやヨウ素剤など放射性物質(zhì)から身を守るといわれている商品があっという間に店頭から消え、核戦爭に備えるかのような混亂発生している。

大儲けの製薬メーカー

12日、バージニア州の製薬會社アンベックスによると、14錠入りのヨウ素剤１萬箱がすでに売れ切れになり、今も新たな注文をたくさん受けているという。アレン?モリス社長は「以前は1週間に３箱ほどの注文が、今は１分間に３箱くらいの注文になった」と述べた。

液體ヨウ素剤を生産するフレミング製薬でも１時間で數(shù)十件の電話やメールによる問合せがあり、45ミリリットルで13ドル25セントの液體ヨウ素剤の注文が殺到しているという。同社の株主の一人であるフレミング氏は「人々は理性を失っている」とコメントした。

カリフォルニアのある薬局では、イスラエルの人が常用する防毒マスクが飛ぶように売れているという?！袱长危踩臻gで売れた防毒マスクの量は、過去２年分の量より多い。」同店の店長は記者に対しこのように述べた。

16日までに、アメリカのドラッグ通販サイト「nukepills.com」では、ヨウ素剤25萬箱と液體ヨウ素剤3000本が売れたという。ほとんどがカリフォルニア、オレゴン、ワシントン、アラスカの購入者である。

あるインターネットストアでは、購入者に対し、ガイガーカウンター（放射性物質(zhì)測定器）をこれ以上購入しないよう求めた。同店によると、地震発生以降、何百臺ものガイガーカウンターが売れたという。同商品は250ドルから1000ドルで売られている。

そのほか、一部の人は抗放射能商品を転売し、莫大な利益を手にしたという。あるユーザーは9ドル99セントのヨウ素剤をアマゾンで250ドル～459ドルで販売している。

ヨーロッパでは、フィンランド最大の薬局チェーンが、人々は週末ヨウ素剤を買い占めていたと明らかにした。

通常、原発事故が起こると、一種の発がん性物質(zhì)「放射性ヨード」が拡散されるが、ヨウ素剤は、その有毒成分が體內(nèi)に入るのを防ぐといわれている。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2011年3月18日